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静岡県浜松市の御菓子処「梅月」です。茶席菓子・四季の菓子などを取り扱っております。

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布橋の雪

前回は「やらまいか浜松」について、つらつら書かせていただきました。
今回はその「やらまいか浜松」に認定されている当店の看板商品である
「布橋の雪」をご紹介させていただきます。

205やらまいか布橋の雪.jpg

「布橋の雪」の布橋とは浜松にある地名のひとつです。
この地名は徳川家康の「犀ヶ崖伝説」にちなんでいると伝えられています。

***

時は戦国時代、徳川家康vs武田信玄
三方原合戦(家康の唯一の負け戦と言われています)で武田軍に敗れ、
命からがら浜松城に逃げ帰った家康。
追い詰める武田軍は浜松城北西、犀ヶ崖と呼ばれる深い崖付近に夜陣を張りました。


反撃を狙う徳川軍は犀ヶ崖に武田軍を追い落とそうと一計を案じます。
折りしも季節は冬のため辺りは雪景色、犀ヶ崖に白い布を張りめぐらし
橋が架かっているかのように見せかけ、夜半の頃、奇襲をかけました。
不意打ちをかけられ狼狽する武田軍。
徳川側が仕掛けた白い布を橋と勘違いして多くの人馬が谷底へ転落して命を落としたとか・・・。

そうして「布橋」という地名がつけられたと言われています。

犀ヶ崖石碑.jpg
(犀ヶ崖の場所に残る石碑。敷地内には犀ヶ崖資料館もあります。)

***

伝説だけ聞くと血なまぐさいですΣ(|||▽||| )

というわけで写真をご覧頂くとわかるのですが
真ん中に一本入っている白い筋、これはまさに家康がかけた「布橋」を表わしています。

0808布橋の雪単品or-08.jpg


布橋の雪は昭和32年秋、浜松で国体が催された折、
天皇皇后両陛下への御用菓子として謹製いたしました。
かれこれ50年は作り続けている当店の代表的なお菓子です。


こし餡を煉り込んでしっとり蒸し上げた”浮島”
小豆を寒天で固めたつややかな”錦玉羹”
そしてその間に挟まれるのは純白の”淡雪”


食感の異なる三層のお菓子は、ひとくちお召し上がると小豆のふくよかな香りが広がります。
甘めのお菓子なのですが、油分が含まれませんのでベタつくことがなく、爽やかな甘さ。

美味しいお茶のお供にぜひ召し上がっていただきたいお菓子です。


古い伝承を話の種に、浜松のお土産にいかがでしょうか。
1本550円。梅月各店舗のほかキヨスクさんなどでも販売しております。

コメント

布端…そうだったんですね…
その風景が見事に表されていると思います 
和菓子は想像力をかき立てられるのがすばらしいですね
このお菓子 しっとりとして口溶けよく
上品な甘さで とても美味しいです。
個人的に 浮島の部分を合わせてつくられたことに
これこれ!と嬉しくなるのです〜♡

みきたろう さん(2010年01月22日 09:33)

>みきたろさん

>想像力をかきたてられる
それも和菓子の魅力のひとつですよねo(*^▽^*)o
実はほかのお菓子にもいろいろとエピソードが
あるのでまた紹介していきたいと思います。

また布橋のようにおもしろい地名も
いろいろあるのでそちらも追々…

murai さん(2010年01月22日 10:53)

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